必要のなくなったInstagramアカウントを削除する場合、アプリの削除のみでは不十分で、設定画面からの手続きが必要となります。アカウント削除は、簡単な手順で行えますが、削除後の見え方やアカウント復活の可否など、事前に知っておくべきポイントが多く存在します。そこで本記事では、Instagramアカウントの具体的な削除手順に加えて、削除前に確認しておきたいポイントを3つ紹介します。アカウントの削除を検討している方は、ぜひ参考にしてください。■インスタグラム分析ツール「HINOME」→詳細はこちら1. インスタアカウント削除前に確認すべき3つのポイントインスタグラムのアカウントを削除する前に、確認しておきたい重要なポイントを3つ紹介します。1-1. 削除・一時停止・非公開モードの違いインスタグラムには、「削除」「一時停止」「非公開モード」の3つの設定があります。削除をすると、アカウントと全データが完全に消去され、復元はできません。一方で、一時停止では、アカウントが一時的に非表示になるのみで、再ログインで元に戻せます。また、非公開モードは、フォロワー以外にプロフィールや投稿が見えなくなる設定です。それぞれの設定に違いがあるため、目的に応じて最適な方法を選びましょう。1-2. インスタアカウント削除後の復活可否についてアカウントを削除すると、30日間のみ復活の猶予期間が設けられます。この期間中に再ログインすれば削除はキャンセルされますが、30日を過ぎると完全に消去され、復元は不可能です。削除を決める前に、この点をしっかり確認してください。1-3. バックアップやログイン情報の整理方法アカウント削除前に、投稿写真や動画、DMのバックアップを取得しておくことをおすすめします。Instagramの設定から「データをダウンロード」機能を利用すれば、一括で保存が可能です。また、ログイン情報の確認や連携アプリの解除も同時に行っておくとよいでしょう。2. インスタアカウントを削除するとどうなる?見え方と仕組みの解説インスタグラムのアカウントを削除した後、他のユーザーからどのように見えるのか、データはどのように扱われるのかが気になるところです。ここでは、削除後のプロフィールの見え方や、DM、タグ付けの影響について詳しく解説します。2-1. プロフィールや投稿の見え方Instagramのアカウントを削除すると、他のユーザーからは「ユーザーが見つかりません」と表示されます。プロフィールや投稿も一切閲覧できず、フォローやフォロワーのリストからも削除されます。2-2. DM・タグ付け・いいねの表示のされ方削除後も過去のDMは「Instagramユーザー」と表示され、内容は残りますが、送信者の情報は確認できません。タグ付けやいいねも同様で、名前のリンクが無効になります。2-3. ユーザーネームやURLの再利用の可否削除されたアカウントのユーザーネームやURLは、他のユーザーが取得できるようになります。もし、同じユーザーネームにしたい場合は、削除後に速やかに新規アカウントを作成をしましょう。3. インスタアカウントの削除手順インスタグラムのアカウントを削除したい場合、スマートフォンのアプリ版(iPhone/Android共通)やブラウザ版(Safari/Chrome)でも同じ手順で行うことができます。ここではアプリ版での操作で、アカウントを完全に削除する手順を解説します。3-1. 消去手順①Instagramアプリを開き、プロフィール画面右上の「≡」をタップ②「アカウントセンター」を選択③「個人の情報」をタップ④「アカウントの所有権とコントロール」をタップ⑤「利用解除または削除」を選び、削除するアカウントを指定⑥「アカウントの削除」を選択して次へをタップ⑦アカウントの削除理由を選択して、次へをタップ⑧削除前の注意点を確認して、次へをタップ⑨パスワードを入力して、次へをタップ⑩「アカウントを削除」をタップして完了4-1. パスワードを忘れた場合の対処法パスワードを忘れた場合、Instagramのパスワードリセット機能を利用することで、アカウントの削除手続きに進むことができます。Instagramアプリを開き、ログイン画面で「パスワードを忘れた場合」をタップ登録したメールアドレス、ユーザーネーム、または電話番号を入力「次へ」を選択し、認証コードの受信を待つ認証コードを入力し、新しいパスワードを設定設定完了後、通常通りログインし、削除手順を進めるメールアドレスや電話番号が使えない場合、Facebook連携を利用してログインが可能です。5. アカウント削除後によくある質問Instagramアカウントを削除した後、データの残り方や他人からの見え方について不安になる点は少なくありません。ここでは、アカウント削除後によくある質問をまとめて解説します。5-1. 検索キャッシュに情報が残る理由Instagramアカウントを削除した後も、Googleなどの検索エンジンでプロフィールが表示されることがあります。これは、検索エンジンのキャッシュに情報が一時的に残っているためです。通常、数週間から数か月程度で検索結果から自動的に削除されますが、早急に消したい場合は、Googleの「削除リクエスト」を利用することで対応できます。なお、Instagram側からキャッシュの削除は行えないため、外部の対応が必要です。5-2. アカウント削除後も表示される場合の原因Instagramのアカウントを削除したにも関わらず、他の人の「タグ付け」や「メンション」に名前が残ることがあります。これはInstagram内部のキャッシュではなく、他者のキャッシュや過去の同期が原因です。投稿自体はInstagram側の管理外になるため、削除申請はできません。キャッシュが更新されるのを待つか、どうしても非表示にしたい場合は、投稿者に依頼して削除してもらう必要があります。5-3. 亡くなったユーザーのアカウント削除手続き親族や友人が亡くなった場合、Instagramのアカウントを削除する方法があります。公式サイトから「追悼アカウントへの変更」または「アカウントの削除申請」を行います。必要な情報本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)訃報の証明(死亡証明書、新聞記事など)手順Instagram公式サイトの「メモリアル化または削除リクエスト」ページにアクセス必要な情報を入力し、証明書類を添付Instagramの確認後、アカウントが削除される削除申請が受理されるまで時間がかかる場合があります。余裕を持って手続きしてください。まとめInstagramアカウントの削除は、正しい手順を踏めば確実に行えます。削除を行う前には「削除」「一時停止」「非公開モード」の違いを理解し、自分に合った方法を選ぶことが重要です。また、削除後は他のユーザーから見えなくなり、DMやタグ付けも無効化されますが、検索エンジンのキャッシュには一時的に残ることがあるため、早急に削除したい場合は「削除リクエスト」を利用するとよいでしょう。さらに、パスワードを忘れたり、ログインできない場合でも、復旧手続きを行えば削除できるため、本記事を参考にしながら進めてみて下さい。■インスタグラム分析ツール「HINOME」→詳細はこちら