Instagram(インスタグラム)を運用する上で、社内のリソースをかけずに効果的な運用をするために、運用代行の利用を検討している方もいるのではないでしょうか?運用代行を利用することで、フォロワー数の増加や集客の向上を期待できますが、知識を持たないまま運用すると、コストのみが発生し、思った以上の結果が得られない可能性があります。そこで、本記事では、運用代行のメリット・デメリットといった基礎知識に加え、会社と個人に依頼する際の相場価格について解説します。運用代行会社を選ぶ際のポイントも紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。■インスタグラム分析ツール「HINOME」→詳細はこちら1. Instagram(インスタグラム)の運用代行とはInstagramの運用代行とは、自社のInstagramアカウントを代わりに運用してくれるサービスです。自社でリソースが足りない際や、専門的な知識を持つプロに依頼して、マーケティング効果を実感したい方におすすめできると言えるでしょう。運用代行会社が請け負ってくれる業務として以下のようなものがあります。アカウント設計投稿作成投稿アカウント分析、レポート作成キャンペーン企画立案、実施 などInstagramの運用代行会社は、様々なアカウントを運用し、ノウハウを蓄積していると考えられることから、成果を出すための運用が可能となります。2. インスタ運用代行の費用相場感【会社と個人を比較】Instagramの運用代行会社の相場感について、会社と個人に依頼する際の価格を比較して紹介します。依頼内容会社個人すべてをお任せする場合30万円~100万円数万円~20万円投稿作成・ハッシュタグ選定10万~30万円数万円~10万円運用コンサルティング10万円~30万円数万円~10万円初期費用0円~30万円0円~10万円2-1. インスタ運用のすべてを任せる場合会社個人30万円~100万円数万円~20万円依頼する会社・個人によっても任せられる範囲は異なりますが、基本的にInstagram運用における全てを依頼する形です。Instagramの投稿に関する内容から、分析・レポート化、キャンペーンの企画立案・実施などがあります。実際に法人に依頼しても100万円に達することは少ないことから、30万円~50万円程度と考えておくと良いでしょう。同じ価格帯でも、会社によっては任すことのできる範囲が異なるケースも多いため、金額と依頼できる内容を把握した上で比較する必要があります。2-2. 投稿作成やハッシュタグ作成をおまかせする場合会社個人10万~30万円数万円~10万円フィード投稿やストーリー、リールといった投稿のためのクリエイティブの作成をおまかせする場合は、会社だと10万円~30万円、個人の場合は数万円~10万円ほどかかります。投稿は多くの反応をもらいアカウントを成長させるうえで、重要なポイントとなりますが、運用代行に依頼すると、編集や加工をうまく用い、リッチで見やすい投稿を作成してくれるでしょう。ハッシュタグ選定含めて、「どういった投稿が伸びやすいのか」把握していることが多いため、安定して質の高い投稿を行えます。2-3. 運用コンサルティングをお任せする場合会社個人10万円~30万円数万円~10万円運用コンサルティングでは、アカウント設計や投稿内容、新たな施策内容など、運用に関するアドバイスをもらうことが可能です。この場合、会社だと10万円~30万円、個人だと数万円~10万円が相場となります。すでに自社で運用をしており、成果につながる運用ができているか適宜知りたい場合や、自社でもInstagramの運用ノウハウを蓄えていきたい場合におすすめといえるでしょう。2-4. 初期費用が0~30万円かかる場合もあり会社個人0万円~30万円0円~10万円依頼先によっては、初期費用が発生するケースもあるため注意が必要です。月額費が安い場合でも、初期費用があることで運用コストが高まる可能性もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。また、初期費用の内訳も確認しておくことが重要です。単なるお支払いのみなのか、アカウントの初期設定・設計費用が含まれているかなど様々になります。3. インスタの運用代行を依頼するメリットインスタの運用代行を任せるメリットとして以下の4つが挙げられます。アカウントの初期設計から相談可能運用に必要な人員や工数を削減できる計測・分析を行い確度の高い施策を打てる継続的に高クオリティの投稿をできる3-1. アカウントの初期設計から相談可能Instagramで効果的な運用をするためには、日頃の投稿に加えて、アカウント設計が重要となります。質の高い投稿を継続できたとしても、「アカウントのテーマが不明確」「投稿内容とアカウントの雰囲気がマッチしていない」などとなると、アカウントが伸び悩む可能性も高くなります。投稿前の段階から、伸びやすいアカウント作りができるのは、運用代行を依頼するメリットと言えるでしょう。3-2. 運用に必要な人員や工数を削減できるInstagramアカウントを成長させるためには、アルゴリズムなどの専門知識を理解したうえでの運用が必要になります。また、日々の投稿作成や分析などにも時間を要するため、運用代行を依頼することで、人員の工数を大幅に削減できるでしょう。リソースが足りずはじめから効果的な運用をしたい企業にはおすすめです。3-3. 計測・分析を行い確度の高い施策を打てるInstagramは投稿後の分析が重要となっており、伸びやすい投稿、反対に伸びにくい投稿を理解する必要があります。また、エンゲージメント率やプロフィールクリック数、保存数など、計測の必要がある指標が複数あるため、これらの分析をお任せできるのは運用代行のメリットの1つです。また、運用代行の依頼先は、多くのアカウントを扱い、どのような施策が最適なのかノウハウを蓄積されていると考えられるため、分析結果によって適切な施策を打てることも大きなメリットです。ご自身で分析を行う場合は、以下でおすすめの分析ツールを紹介していますので、参考にしてください。関連記事:【2024年最新】Instagram分析ツールおすすめ18選を比較!無料のツールや選び方も解説3-4. 継続的に高クオリティの投稿をできるユーザーからの反応を獲得するためには、デザイン性や文字入れを工夫するだけではなく、投稿の素材となる写真を用意するケースもあるため、1つ1つの投稿に時間を割く必要があります。そのため、自社で運用している場合、手が回らなくなって運用がおろそかになってしまうことも少なくありません。その点、運用代行に任せると、予め決めた投稿頻度で、高クオリティの投稿ができるため、効果的にユーザーにアプローチできると考えられます。4. インスタの運用代行を依頼するデメリットInstagramの運用代行を依頼するデメリットとして、以下の2つが考えられます。費用対効果の合わない結果となる可能性もある自社にインスタ運用のノウハウが蓄積されづらい4-1. 費用対効果の合わない結果となる可能性もある運用代行を依頼することで、効果的な施策を打つことはできますが、確実に結果が保証されているわけではありません。依頼する会社やアカウントのジャンルによっても、伸び率に変化が出ることも考えられ、コストに見合わない結果となる可能性もあります。そのため、運用代行を依頼する際には、自社と同ジャンルのアカウントを伸ばした経験があるかなど、十分な検討が必要です。また、運用会社によっては「6ヶ月間は継続の必要性がある」などルールが設けられているため、契約前に確認しておきましょう。4-2. 自社にインスタ運用のノウハウが蓄積されづらい運用代行に任せることで、社内の人員を割くことなくInstagramを活用できますが、自社に運用ノウハウが蓄積されづらい点には注意が必要です。運用代行を任せたいと考えている場合、この点を了承していることも多いため、大きな問題になるとは考えにくいですが、気になる方は契約の前に、どのくらいの知識を得られるのか確認しておくと良いでしょう。プランによっては、月1回の定例やミーティングなどの実施もあるため、その中で共有してくれるケースもあります。5. インスタの運用会社を選ぶ際の比較ポイント運用代行の依頼先によっては、想定通りの結果が出ずにコストのみが発生してしまうことが考えられます。また、フォロワーは伸びたものの、集客や売上に結びつかないというケースもあるでしょう。そのため、運用代行会社を選ぶ際は、以下の5つのポイントを比較するのがおすすめです。自社と同ジャンルの運用実績があるか自社が求める業務に対応可能か委託内容に沿った適切な価格か費用携帯が明確になっているか運営企業の事業内容や実績5-1. 自社と同ジャンルの運用実績があるか発信するジャンルによって、伸びやすい投稿や好まれやすいアカウントなどは様々です。1つのジャンルでアカウントを伸ばした実績があっても、ほかジャンルだと同じノウハウを適用できないことも少なくありません。飲食系のアカウントであれば、写真がメインの投稿になると考えられるため、撮影や画像の編集技術が重要となるでしょう。このように、アカウントによって運用方法が異なるため、運用会社を見極める際は、自社と同ジャンルでの運用代行に実績があるかを確認することが重要です。5-2. 自社が求める業務に対応可能かInstagramの運用において、どの範囲の業務を任せたいのか明確にしておく必要があります。アカウント作成からお任せしたいのか投稿の画像素材を用意してほしいのかインフルエンサーを活用したキャンペーンを実施したいかあくまでも上記は例となりますが、運用代行会社によって任せられる範囲は異なります。依頼先を選ぶ際には、必要な業務を洗い出した上で、各運用代行会社がどこまで対応できるのか確認しておくと良いでしょう。5-3. 委託内容に沿った適切な価格か運用代行の価格は、依頼先の企業によって様々です。プランごとに委託可能な内容が決められているケースも多いことから、内容と価格を把握した上で、相場と比較してみると良いでしょう。また、本来委託したい内容以外がプランに含まれていると、割高になってしまう可能性もあることから、お任せしたい内容を予め整理し、自社にあったプランを探すとコスト削減にも繋がります。5-4. 費用形態が明確になっているか契約後のトラブルを未然に防ぐためにも、費用形態を明確に説明してくれる会社を選ぶのがおすすめです。企業によっては、初期費用が発生する場合や、広告運用をする場合は別途費用が発生する場合もあるため、追加費用の有無を事前に確認しておくとよいでしょう。5-5. 運営企業の事業内容や実績自社と同ジャンルの運用実績があるかという点は、先程お伝えしましたが、それと合わせて運用会社の事業内容や、その他の実績も確認しておくことが重要です。例えば、運用代行以外の事業として、Instagramに関する事業を展開していれば、ノウハウが蓄積されていることが考えられます。また、運用代行会社が、「フォロワーを伸ばした実績があるか」「サイトへの流入を増やした実績があるか」「売上の向上に繋がった実績があるか」など、自社の運用目的と合わせた実績があるかも見ておくと良いでしょう。6. 費用を抑えて運用を開始するなら分析ツールの利用がおすすめ運用代行会社に依頼すると、10万円以上のコストが発生するケースが多いです。そのため、できるだけ費用を抑えて、自社で挑戦してみたい場合は、分析ツールの利用も1つの手でしょう。弊社が運営しているInstagram分析ツール「HINOME」では、アカウント分析、投稿分析、ハッシュタグ分析、競合分析、レポートの出力などが利用できます。効果的な運用を行いたいものの、運用代行に依頼するか迷っているという場合は、分析ツールの利用から始めてみると良いでしょう。HINOMEでは、気軽に利用を始められるように無料プランも用意しています。■インスタグラム分析ツール「HINOME」→詳細はこちら7. インスタの運用代行に関するよくある質問最後に、Instagramの運用代行に関する、以下3つの質問にご回答します。フリーランスや個人に依頼しても大丈夫?インスタの運用代行を依頼する上で注意すべき点は?インスタの運用代行の利用が向いている企業の特徴は?7-1. フリーランスや個人に依頼しても大丈夫?費用を抑えて運用代行を依頼したい場合は、フリーランスや個人に任せるのも1つの手ですが、企業と比べるとノウハウの蓄積が少ない可能性があるため注意が必要です。特に費用が明らかに安い場合は、初めての運用代行というケースも考えられます。Instagramの運用方法によっては、企業のイメージが崩れたり、炎上にも繋がりかねません。できるだけ安心して効果的な運用を行うという点では、企業に依頼したほうがよいと言えるでしょう。7-2. インスタの運用代行を依頼する上で注意すべき点は?運用代行の実績や費用感を把握するのはもちろん、定例会やミーティングの実施があるかも重要です。Instagram運用では、コンセプトや運用方針を細かく決める必要があるため、定例会などが、念入りにすり合わせを行うよい機会となるでしょう。また、定例会を実施しておくことで、運用状況を把握し、相談事をできる機会ともなります。場合によっては、ノウハウを吸収できる機会ともなるため、自社にInstagram運用のノウハウを蓄積できます。7-3. インスタの運用代行の利用が向いている企業の特徴は?「しばらく自社で運用をしたものの、伸び悩んでおり改善策が思いつかない」「社内でのリソースが不足しており、Instagram運用全般をお任せしたい」という企業に向いているでしょう。また、単にフォロワーを伸ばすだけではなく、集客をしたい、売上の向上に繋げたいなど、明確な目標がある場合は、プロに依頼することで最短でゴールに向かう運用をお任せできます。まとめInstagramの運用代行をうまく活用することで、社内のリソースを使うことなく、効果的にInstagramアカウントを運用することができます。また、特に法人の運用代行は、多くのノウハウを蓄積していることも考えられるため、自社にあった適切な運用をできる可能性が高いです。少なからず費用の発生はありますが、自社の目的を最短で達成したい場合は、本記事で紹介した比較ポイントを参考に、利用を検討してみてはいかがでしょうか。■インスタグラム分析ツール「HINOME」→詳細はこちら