Instagram(インスタグラム)を活用してユーザーにアプローチする上で、DMやコメントを自動化して効率化したいと考えている方もいるのではないでしょうか?投稿への反応数が高まってきた場合、人手で全てのユーザーとコミュニケーションを行うと、時間を要するだけでなく、アプローチ漏れによる機会損失も起こり得ます。そこで本記事では、DMやコメントの自動返信に便利なチャットボットツールを紹介します。おすすめのツールや選び方、注意点も解説しますので、ぜひ参考にして下さい。■インスタグラム分析ツール「HINOME」→詳細はこちら1. InstagramのDM自動返信ツール(チャットボット)とはそもそもInstagramにおけるDM自動返信ツール(チャットボット)とは、ユーザーとのコミュニケーションやキャンペーン施策を自動化できるツールです。具体的な機能については以下で紹介します。1-1. InstagramのDM自動返信ツールの機能InstagramのDM自動返信ツールの機能として以下のようなものがあります。特定の投稿コメントに反応してDMを送信届いたDMに対する自動返信よくある質問の自動化チャットボットによるシナリオ作成キャンペーン施策における概要の送付、当選者選定、参加者の管理Instagramの公式APIを用いることで、各種機能の自動返信を実現しており、運用担当者の負担を軽減して、ユーザーとのコミュニケーションを図ることが可能です。1-2. InstagramのDM自動返信ツールの導入をおすすめできる方ツールの導入をおすすめできる方として「フォロワーが伸びているのに売上に繋がっていない方」「投稿への反応があるものの自社サイトやLPへの集客ができていない方」がおすすめです。あくまでも、自社アカウントに対する反応があったときに、自動返信等を行うツールのため、フォロワーや投稿への反応数が多い方ほど、効果を実感できると言えます。また、手動でコメント返信やDM返信を行っている場合は、人員削減を目的に利用することもおすすめです。2. InstagramのDM自動返信ツール(チャットボット)の選び方InstagramのDM自動返信ツールを選ぶコツとして、以下の4つが挙げられます。搭載している機能利用料金サポートや分析ツール等の有無Meta社の公式APIを用いたツールか2-1. 搭載している機能はじめに確認したいのは、自社が自動化したい機能が備えられているかという点です。DMやコメントなどに対する自動返信機能は、多くのツールで実装されているため、その他に利用できそうなツールが搭載されているかも確認しておくと良いでしょう。2-2. 利用料金得られる効果に対する利用料金も確認しておきたいポイントです。人員の削減や、確実なアプローチ、ユーザーとのコミュニケーションによるエンゲージメントの向上などが考えられるためあらかじめ得られる効果を想定しておくと良いでしょう。また、同等の機能が搭載されているツールであっても、価格に違いがあることから、機能に対する利用領域を確認しておくことが重要です。2-3. サポートや分析ツール等の有無自動返信機能に加えて、プラスアルファでサポートなどが用意されている場合があります。導入方法や活用方法で迷うことも考えられることから、お問い合わせができる環境ができるか、確認しておくことが重要です。また、分析ツールも展開している会社のツールであれば、組み合わせて利用することで効果的な運用ができるでしょう。2-4. Meta社の公式APIを用いたツールかInstagramのDM自動返信ツールに限らず、ツールを導入する際は公式APIを用いたツールなのか確認しておくことが重要です。APIとは、Application Programming Interfaceの略で、ソフトウェアやプログラム間を繋ぐ役割を持っています。今回の場合、Instagramのサービスや機能を外部で利用できるように、Meta公式がAPIを提供しているということです。APIを使用していないツールを利用した場合、アカウント制限や凍結のリスクが高まります。また、APIを活用していないツールの使用が発覚した場合、ユーザーからの信頼を失う可能性もあるため、利用はできる限り避けるのがおすすめです。3. 【一覧表】InstagramのDM自動返信ツール(チャットボット)おすすめ5選HINOME ReplyiステップBEEAMautouiチャット月額費用(税別)問い合わせ20,000円24,800円45,000円50,000円初期費用0円0円0円100,000円期間限定0円期間限定0円アカウント登録可能数*1アカウント1アカウント1アカウント制限なし1アカウント最低契約期間1ヶ月2ヶ月3ヶ月不明1ヶ月投稿コメント自動返信●●-●●ストーリーコメント自動返信●●-●●インスタライブ自動返信●●-●●メンション自動DM●●--●キャンペーン自動化●●-●●アンケート自動化●●--●診断コンテンツ作成●●-●●チャットット●--●●サポート体制コミュニティで質疑応答メールにて質疑応答LINEチャットで質疑応答機能説明やデモンストレーションチャットで質疑応答API利用●●担当者運用●●分析ツールHINOME--コムニコ マーケティングスイートSAKIYOMI※チャットボット導入で利用可運営会社株式会社Hinome株式会社ネルプ株式会社プロパゲート株式会社コムニコ株式会社SAKIYOMI公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト※表に記載している月額費用での登録可能なアカウント数を記載しています4. InstagramのDM自動返信ツール(チャットボット)おすすめ5選以下5つのInstagramのDM自動返信ツールについて、詳しく紹介します。HINOME ReplyiステップBEEAMautouiチャット4-1. HINOME ReplyHINOME Replyは、弊社が運営するチャットボットツールです。フィードやストーリーズ、リール、インスタライブ、DMといった様々な箇所で自動返信が可能です。あらかじめ設定しておいたキーワードがフィードやストーリーズなどでコメントされた場合には、DMで自動返信を行うことができます。また、アンケート自動化や診断コンテンツ、キャンペーン施策での概要の送付や当選者選定など、豊富な機能が付いているため、運用の効率化が可能となるでしょう。弊社が運営するInstagram分析ツール「HINOME」も利用すれば、現状分析とユーザーへの確かなアプローチが可能となり、成果を出すための運用ができます。利用料金お問い合わせ初期費用0円サポート体制コミュニティで質疑応答特徴・診断コンテンツあり・月次レポーティング可能・チャットボット無制限作成可能公式サイトはこちら4-2. iステップiステップは、株式会社ネルプが運営するInstagramのDM自動返信ツールです。導入アカウントは5,000を超えており、各種投稿にコメントしたユーザーに自動でDMを送付することが可能です。DM上でアンケートを送付することができるため、顧客データを取得することもできるでしょう。追加費用がかかるものの、設定代行や初期導入オプション、運用代行セットプランといった様々なサービスが提供されているのも特徴の1つです。利用料金(税抜)20,000円※14日間無料体験あり初期費用0円サポート体制コミュニティで質疑応答特徴・無料体験あり・運用代行付きなど様々なプランあり・公式サイト上の動画で利用イメージが湧きやすい公式サイトはこちら4-3. BEEAMBEEAMは、本記事で紹介しているツールの中で、唯一運用担当者が代行してDMを送信してくれるサービスです。APIを用いたDM自動返信ツールが、特定のキーワードに対して自動でDMを送信するのに対し、BEEMSは、設計したペルソナに従ってアカウントを抽出し、見込み客のみに絞って確実にアプローチします。1日20件まで、月400件までという制限はあるものの、システムと人の手のダブルチェックを通過したユーザーのみにアプローチできるため、高い反応率が期待できます。DMの文章まで全てお任せできるのも大きなメリットです。利用料金24,800円初期費用0円サポート体制LINEチャットで質疑応答特徴・ペルソナ設計を依頼可能・見込み客に絞ってアプローチ可能・手動で実施するため凍結の心配不要公式サイトはこちら4-4. autouautouは、株式会社コムニコが運営するInstagramチャットボットツールです。月額は4.5万円と比較的高いものの、アカウント登録数の制限が無いため、複数アカウントで導入を検討している方におすすめと言えるでしょう。また、基本料金内では5名のユーザーが登録でき、法人など複数人で運営している場合に向いています。コメントやDMへの自動返信に加えて、メッセージのキーワードなどに応じて、送付する文章のシナリオを変化できるため、ユーザーに合わせたアプローチが可能です。初期費用が通常10万円必要となりますが、9月現在キャンペーンにより0円となっているため、気になる方は公式サイトを確認してみると良いでしょう。利用料金(税抜)4.5万円~※9月現在キャンペーンにつき3.5万円~初期費用10万円※9月現在キャンペーンにつき0円サポート体制機能説明やデモンストレーションあり特徴的な機能・シナリオ設計から依頼可能・DM上での即時抽選可能・複数アカウントでの利用が可能公式サイトはこちら4-5. iチャットiチャットは、株式会社SAKIYOMIが運営するチャットボットツールです。チャットボットツールのみの利用のプランはなく、分析ツールとの同時導入プランとなっていることから、分析ツールを合わせて利用したい方におすすめと言えるでしょう。月額費用は5万円と、比較的高めの設定にはなりますが、会員限定コンテンツの視聴や勉強会など、Instagramの運用ノウハウを同時に学べるのが大きなメリットです。コンサルティングや企画設定代行のプランも用意されているため、運用方針などのアドバイスを受けたい方も利用できます。利用料金(税抜)5万円初期費用0円※期間限定サポート体制コンサルタントに直接質問できるチャットあり特徴的な機能・分析ツールを含めたプラン・インスタ運用のノウハウ動画充実・PDCAを網羅できる環境を用意公式サイトはこちら5. InstagramのDM自動返信ツールを導入するメリットInstagramのDM自動返信ツールを導入するメリットとして、以下の3つが考えられます。自動機能による業務の効率化売上・費用対効果の向上エンゲージメントの向上5-1. 自動機能による業務の効率化届いたDMにだけでなく、投稿に対するコメントに反応して、自動でDMを送信することができるため、ユーザーとのコミュニケーションの多くを自動化することが可能です。そのため、Instagram運用の担当者の負担を軽減し、人件費を節約することもできるでしょう。また、自動返信を利用した場合、興味関心をもったユーザーに即座にアプローチできる点も、効率的といえるでしょう。5-2. 売上・費用対効果の向上あらかじめ特定のキーワードを設定しておくことで、見込み客に確実に即座にアプローチできるため、売上の向上に繋がります。また、手動で行う場合に比べて、アプローチ漏れが起こらないことも、売上向上につながる要因です。APIを用いたツールの場合、キャンペーン施策を打つこともでき、指定したワードでコメントしてもらうことで、即座にクーポンや抽選のメッセージを送ることができます。そのため、ユーザーの興味関心が高い時点でのアプローチが可能となり、その後の行動も誘導しやすくなるでしょう。5-3. エンゲージメントの向上ユーザーとのコミュニケーションを効率的に行えるため、エンゲージメント率の向上が考えられます。フォロワーとDMのやり取りを行った場合、親密度が高いと認識されて、相手のタイムラインに表示されやすくなります。フォロワーから閲覧される割合が高くなると発見タブに表示されやすくなるため、結果的にフォロワーの増加にも繋がります。売上の向上だけでなく、アカウントが伸びやすくなるのもInstagramDM自動返信ツールのメリットです。6. InstagramのDM自動返信ツールを利用する際の注意点便利な機能が多く搭載され、売上向上に繋げられるDM自動返信ツールですが、以下の注意点を抑えておく必要があります。ターゲットを絞って利用する過度な利用は凍結のリスクもある6-1. ターゲットを絞って利用するツールを利用することで、フォロワーに限らず多くの方にアプローチをすることが可能となりますが、無闇にDMを送信すると、ユーザーに悪印象を抱かせるきっかけともなります。通常、特定のキーワードに反応して、DM送信を行うため、見込み客が利用するキーワードを慎重に選定する必要があります。6-2. ツールによっては凍結のリスクもあるInstagramの公式APIを用いている場合、自身のアカウントに反応をしたユーザーにのみアプローチするため、凍結の心配はありませんが、ツールによっては注意が必要です。特に、自動いいね機能や無闇やたらにDMを送る機能が搭載されている場合は、凍結のリスクが高まります。ツールを導入する前に、公式に認められた手法を利用しているのか確認しておくことが重要です。まとめ本記事では以下の5つのInstagramDM自動返信ツールを紹介しました。HINOME ReplyiステップBEEAMautouiチャットどのツールも売上向上や運用の効率化に役立てることができますが、機能や価格帯はツールによって様々です。また、公式APIを利用したツール、運用担当者にDM送信を依頼するサービスなどもあるため、本記事を参考に自社の目的にあったツールを選んでみて下さい。■インスタグラム分析ツール「HINOME」→詳細はこちら