集客目的で利用される機会が増えているInstagram(インスタグラム)ですが、「Instagramを利用するメリットは?」「Instagramを活用するうえでの注意点はある?」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか?利用者が年々増加しており、画像や動画を用いて訴求できることから、ビジネス目的で活用したいと考える企業も増えています。そこで本記事では、Instagramを活用して集客を行う際のメリット・デメリットについて解説します。Instagramを利用するうえでの注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。■Instagram分析ツール「HINOME」:→詳細はこちら1. 企業がInstagramを利用するメリットSNS集客にInstagramを用いるメリットとして以下の5つが挙げられます。視覚的に商品やサービスを訴求できる購入意欲の高いユーザーが多い検索ツールとして利用するユーザーが多いユーザーとのコミュニケーションが図りやすい便利機能が豊富それぞれのメリットについて詳しく解説します。1-1. メリット①視覚的に商品やサービスを訴求できる文章での投稿がメインとなるTwitterやFacebookに対し、Instagramは写真や動画がメインとなるSNSです。文章に比べると、写真や動画の方が視覚的に訴えやすく、ユーザーの興味を引きやすいのが特徴です。また、画像や動画が含まれることで、記憶にも定着されやすいと言われています。そのため、営業やコンサルティングといった無形商材を扱う企業よりも、アパレルや飲食店など、形のある商品を扱うほうが効果的に利用できるでしょう。1-2. メリット②購入意欲の高いユーザーが多い※画像出典元:Instagram公式HPInstagramは、購入意欲の高いユーザーが多く集まっていることもメリットの1つです。Instagram公式の情報によると、ビジネスアカウントをフォローしている割合は90%、Instagramで広告を見るとブランドへの興味が湧くと回答したユーザーは50%となっています。このことから、プライベートの投稿をシェアしたり閲覧したりするだけでなく、商品やサービスを購入するために利用しているユーザーも多いことがわかります。1-3. メリット③検索ツールとして利用するユーザーが多いInstagramの代表的な機能として、ハッシュタグがあります。「#〇〇」と検索することで、同様のタグが付けられた投稿を閲覧でき、興味関心のある投稿を簡単に見つけることが可能です。20代の女性450人に行ったアンケート調査では、遊びに行く場所を検索するツールとして、Instagramを利用する割合が82.9%という結果が出ています。「インスタ映え」という言葉があるように、ビジュアルを重視した検索意図がある際に、利用される機会が多いといえます。また、商品やサービスなどに対するリアルな声を聞けるのも、検索ツールとしての利用率が多い理由といえるでしょう。”参考:PR TIMES「8割が検索エンジンよりも「インスタ」で検索!」”1-4. メリット④ユーザーとのコミュニケーションが図りやすいInstagramを活用することで、ユーザーとの様々なコミュニケーションが取れます。Instagramの以下のような機能を用いることでコミュニケーションを図ることが可能です。フィード投稿のコメント欄インスタライブストーリーズDM(ダイレクトメッセージ)特にインスタライブやストーリーズはInstagramでの代表的な機能です。インスタライブではリアルタイムでやり取りができ、ストーリーズではアンケート機能や質問募集の機能を活用することで、ユーザーと簡単にコミュニケーションが図れます。コミュニケーションを活発化することで、信頼の獲得に繋がり、自社の商品やサービスの購入も期待できるでしょう。1-5. メリット⑤便利機能が豊富Instagramには、ビジネスに活用できる便利機能が多く備わっていることもメリットです。Instagramを「個人用アカウント」から「プロアカウント」に切り替えることで、ショッピング機能やお問い合わせ機能を追加することができます。また、インサイト機能が利用可能となり、Instagramの様々なデータを閲覧することができます。Instagramアカウントを伸ばすうえで数値分析が重要なため、必須な機能といっても過言ではないでしょう。以下の記事ではInstagramのインサイトの見方や分析方法について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。関連記事:【2024年最新】Instagramのインサイトの見方や分析方法を徹底解説2. 企業がInstagramを利用するデメリット多くのメリットがあるInstagramですが、以下のようなデメリットも存在します。拡散力が低い年齢層の高いユーザーへの訴求が向かない投稿作成や分析に労力が必要Instagramを活用するうえで理解しておく必要があるため、それぞれ詳しく解説します。2-1. デメリット①拡散力が低いInstagramのデメリットとして、拡散力が低い点が挙げられます。Twitterはリツイートをすることで、多くのユーザーに拡散することができますが、Instagramでフォロワー外の方に知ってもらうには、ハッシュタグしかありません。リポストであれば、外部アプリや特定の手順を踏むことによって、再投稿をしてもらうことも可能ですが、手間がかかるため、大きな拡散力とはなり得ないでしょう。Instagramでの認知度を上げていくためには、基本的にユーザー自らが検索した際に見つけてもらう必要があると理解しておくことが重要です。2-2. デメリット②年齢層の高いユーザへの訴求に向かない"画像出典元:総務省「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」"インスタグラムを利用するユーザーは、10代、20代の若者がメインです。総務省が行った令和5年度のソーシャルメディア利用率の調査によると、10代、20代が70%を超えているのに対し、60代以上は22.6%にとどまっています。自社の商品やサービスが高齢層向けの場合は、効果的に活用できない可能性も視野に入れる必要があります。2-3. デメリット③投稿作成や分析に労力が必要Instagramを運用するうえで、投稿作成や分析に労力がかかってしまうデメリットがあります。日頃から投稿の素材となる写真や動画が多く取れる場合は、比較的楽に投稿することも可能ですが、無形商材を扱う企業はネタ探しに苦戦する可能性が高いです。また、Instagramアカウントを成長させるうえで、分析は欠かせません。「なぜフォロワー数が伸びないのか?」「なぜコンバージョンに至らないのか?」などを分析し、常に改善を図る必要があるため、一定の労力がかかる点を理解しておく必要があります。分析を効率的に行なうための分析ツールも多く展開されています。「HINOME」であれば、無料プランも用意しているため、気になる方はぜひ覗いてみてください。■Instagram分析ツール「HINOME」→詳細はこちら3. そもそもInstagram(インスタグラム)とは?Instagram(インスタグラム)とは、Meta社が運営する画像や動画をメインに投稿するSNSです。また、Instagramの名前の由来は、Instant Telegram(インスタント テレグラム)の造語からきたものです。日本語訳をすると、Instantは瞬時、Telegramは電報となり、「撮影した画像や動画を瞬時に発信する」という意味になります。日本での利用者数は6,600万人以上(2023年11月時点)となっており、Instagramを活用することで、多くのユーザーにアプローチできるでしょう。"参考:Meta for Business「Meta Marketing Summit Japan 2023」"3-1. Instagramの特徴Instagramは、特に若者から人気を集めているSNSとなっており、10代、20代においては70%以上が利用しています。画像や動画が用いられる点も特徴で、自分が撮影した写真に文字やフィルターなどを入れて、おしゃれに投稿することが可能です。Twitterのようなリツイート機能が無いため拡散力は低くなりますが、ハッシュタグをつけて投稿することで、フォロワー外のユーザーに見てもらうこともできます。3-2. Instagramの基本機能Instagramには多くの機能が搭載されており、情報発信に利用できるものは以下のとおりです。機能詳細フィード投稿画像や動画を投稿できる基本的な機能で、プロフィールやタイムラインで表示される。ストーリーズ日常の瞬間などを投稿してホーム画面の上部に表示される。24時間で消えるのが特徴。リール30秒までのショート動画を作成し、テキストやフィルターBGMをつけて投稿できる。インスタライブアプリ内でライブ配信ができる機能で、フォロワーと気軽にコミュニケーションが取れる。他にもハイライトやまとめなど様々な機能があるため、うまく使い分けて投稿することで、ユーザーへの効果的なアプローチが期待できます。関連記事:インスタグラムのストーリーズとは?上げ方や閲覧・保存方法・活用法を解説関連記事:Instagram(インスタグラム)のリールとは?作り方や伸ばすためのコツを紹介4. Instagram集客が向いている企業の特徴Instagramの利用が向いている企業の特徴は以下のとおりです。若年層をターゲットにしている個人向けに商品やサービスを販売している写真うつりの良い商材を扱っているInstagramの公式情報によると、国内の月間アクティブユーザーは3,300万人を超えています。ビジネスアカウントをフォローしている人の割合は90%となっていることから、個人向けにアプローチしたい企業に向いていると言えるでしょう。また、Instagramではビジュアルが重要視されることから、ファッションや料理、美容、観光などが向いていると考えられます。関連記事:インスタグラムマーケティングとは?他SNSとの違いや企業の活用事例を紹介5. 企業がInstagramを活用する際のポイント・注意点最後に企業がInstagramを活用する際のポイント・注意点について解説します。特に注目しておきたい点は以下の3つです。運用目的やKPIを設定するプロアカウントへ切り替えるアルゴリズムへの理解を深めるそれぞれ詳しく解説します。5-1. 運用目的やKPIを設定する企業のInstagram運用を開始するに当たり、どこを最終地点とするのか目的を決めておく必要があります。「フォロワーを増やして認知度を高めたい」「ECサイトに誘導して商品購入数を増やしたい」上記のように企業によって様々な目的が考えられ、設定すべきKPIも異なります。主なKPIとして、「いいね数」「保存数」「プロフィールクリック数」「フォロワー増加数」などが考えられますが、自社の目標に対してどの指標が必要になるかを考えてみましょう。5-2. プロアカウントへ切り替えるInstagramの機能を十分に利用するためには、プロアカウントの切り替えが必須です。アカウント切り替えを行うことで、具体的に以下のような機能が利用できます。お問い合わせ機能ショッピング機能インサイトDMのフォルダ分けや返信テンプレートの利用インスタ広告の出稿アカウント切り替えで多くの便利機能が利用できるため、運用開始前に切り替えておくとよいでしょう。関連記事:Instagramのプロアカウントへの切り替え方法は?メリット・デメリットも解説5-3. アルゴリズムへの理解を深めるInstagramアカウントを成長させるうえで、アルゴリズムを理解した運用が重要です。そもそもアルゴリズムとは、Instagramのルールとなるものです。「どのような投稿をしたら拡散されやすいのか」「多くの既存フォロワーに投稿を見てもらうにはどうしたらよいか」上記のようなルールがアルゴリズムによって定められています。拡散を促すには、「投稿に対するいいねやコメント、シェア、保存数のスピードが重要」と発表されていますが、これを知っているかどうかで投稿の作成方法も異なります。公式から出されている「Instagramのランキングを解説」で一部のアルゴリズムが解説されているため、一度目をとおしておくのがおすすめです。関連記事:【2024年最新】Instagramのアルゴリズムとは?公式見解をもとに解説まとめビジネス目的でInstagramを活用するメリットには、視覚的な訴求ができる点や、ユーザーの商品購入のモチベーションが高いことなど、様々な点が挙げられます。若年層の利用率も非常に高いため、自社のターゲット層が合致する際は、特に大きな効果を期待できるでしょう。ただし、Twitterに比べると拡散力が低くなる点や投稿作成や分析に労力がかかるデメリットもあるため、あらかじめ理解しておくことが重要です。Instagramを活用する際は、分析ツールなどをうまく活用することで、効率的な運用が可能となるため、気になる方はぜひ利用してみてください。■Instagram分析ツール「HINOME」→詳細はこちら